読売online:温室効果ガス削減「欧米並みに」…目標明記せず

記事要約

自民党環境・温暖化対策調査会は14日、2020年以降の温室効果ガス削減目標について「EU(欧州連合)やアメリカと遜色がない、国際的にも評価される目標とする」との緊急提言をまとめ、稲田政調会長に提出した。当初は「30年に05年比で30%以上削減」を目標に据える方向だったが、政府・与党内に異論もあり、明記しなかった。6月にドイツで開かれる先進7か国(G7)首脳会議までには削減目標を表明する予定。

疑問

何故具体的な削減目標を明記するのに異論があるのか?現在の日本はどの程度温室効果ガスを削減出来ているのか?

考え・主張

JCCCA(全国地球温暖化防止活動推進センター)のHPによると、現在日本が排出している二酸化炭素の割合は世界全体の約3.8%であり、国別では世界で5番目に多く二酸化炭素を排出している。それを受け10年前に閣議決定された京都議定書目標達成計画で、日本は2012年までに温室効果ガスを6%削減するという目標を掲げ、達成した。しかし2012年以降、京都議定書の第二約束期間には、日本は参加していない。東日本大震災で国内の事情が大きく変わってしまったことが理由の一つと言われている。今回目標の数値が明記されなかったのも、東日本大震災の影響があるのではないだろうか。

その他

特になし。