読売online:駆除進む外来生物、「きれいな花なのに」の声も

記事要約

在来種を脅かす恐れがあるとして「特定外来生物」に指定されている北米原産のオオキンケイギクが、島根県内各地で黄色い花を咲かせている。益田市高津川の堤防では一面が埋め尽くされ、国土交通省が対策に乗り出した。園芸用として家庭で栽培されているケースもあり、専門家は「繁殖力が強く、分布が拡大する前に早めの駆除を」と警鐘を鳴らしている。

疑問

どうして堤防一面が埋め尽くされるまで対策をうたなかったのか? 特定外来生物として登録されている他の植物はどのようなものがあるのか?

考え・主張

環境省のHPによると、特定外来生物の定義は「外来生物であって、生態系、人の生命・身体、農林水産業へ被害を及ぼすもの、又は及ぼすおそれがあるものの」とされており、特定外来生物に指定されている植物は現在15種類ある。特定外来生物に指定されたものは原則的に飼育、栽培が禁止され、輸入したり野外へ放ったり種をまいたりすることも禁止される。生態系を崩す恐れがあるのだから、それらが禁止されるのは当然だ。しかし今回問題となっているオオキンケイギクは、特定外来生物だと知らずに野生のものを持ち帰り民家に植えてしまう人もいるという。種の飛散で生息域が広がってしまう前に、大々的な注意喚起をする必要があるだろう。

その他

特になし。