読売online:軽症患者の救急車、有料化案…教職員削減も検討

記事要約

財務省は11日、教育や科学技術、地方財政、公共分野の財政再建案を公表し、教員の人件費削減や、軽症患者が救急車を呼んだ場合の有料化などを打ち出し、財政再建に道筋をつける方針を強く示した。公立小中学校職員数の削減により、国の財政負担は年間約780億円減らせるとしている。また、救急車の出動件数はここ10年間で2割増えており、全体の半数は軽症患者だったことから、件数を減らすために有料化の導入を提案した。

疑問

救急車の有料化は本当に得策なのか?具体的にはいくらぐらいのお金を取るのか?

考え・主張

日本海外ツアーオペレーター協会のHPによると、救急車の有料化は海外でも多く見られている。具体的にいくらぐらいのお金を取るのかというと、安いところだとベトナムホーチミンでは約1,400円取られ、高いところだとオーストラリアのゴールドコーストでは約90,700円も取られるそうだ。実際に救急車を1回出勤させる為にかかる費用は5万円から10万円と言われているので、確かに救急車の有料化は借金大国の日本にも必要かもしれない。だが、救急車有料化よりも前に、全国には救急相談センターというものがあるということを知ってもらうのが先ではないだろうか。私も最近広告を見て知ったのだが、救急車を呼ぼうか迷ったときや診察可能な病院がわからないときに24時間利用できるそうだ。病院でも「救急車を呼ぶ前にぜひここに電話してほしい」と広告を貼り出しているところがあるが、それでもその存在を知っているのは全体の35%、電話番号まで知っているのは5%しかいない。ぜひ国をあげて宣伝をしてほしいと思う。

その他

特になし。