読売online:ごみ袋荒らすカラスに「完全勝利」目指す方法は

記事要約

カラスによるごみ袋荒らしを防ぐため実証実験をしていた栃木県大田原市は14日、特殊顔料を含んだ黄色いごみ袋に効果があるとの中間報告をまとめた。実験は昨年10月から今年3月までの実質47日間。紫外線をカットする特殊顔料を使用し、人の目には黄色い半透明袋だが、カラスには真っ黒く見え、中身が見えないとの仮説を基にした。完全勝利を宣言するためにはさらに半年間の観察が必要として、引き続き9月まで実証実験を続ける。

疑問

どうして黄色い半透明の袋がカラスには真っ黒に見えるのか?カラスによるごみ袋荒らし対策は他にはどんなものがあるのか?

考え・主張

鳥類であるカラスは網膜の視細胞が人などの哺乳類より優れているので、人間よりもはっきりと色を識別することが出来る。よってただ黄色い袋をごみ袋に使えばよいというわけではなく、カラスの目に映るある種の波長がカットされた袋を使うことで、袋の中身を見えにくくさせることが出来るそうだ。これまでたくさんのカラス除けグッズが出てきたが、カラスは学習能力が高くグッズの位置や効果を覚えてしまうのでこまめな交換が必要だった。この特殊なごみ袋ならそのような心配はないので、カラス除けには最適なのではないだろうか。

その他

特になし。