読売online:高校では教えてもらえない…AO入試、塾で特訓

記事要約

大学進学者のうちAO・推薦入試の合格者が昨年度4割を超え、専門の受験対策を提供する塾や予備校の受講生が増えている。首都圏で23校を展開する予備校早稲田塾は2005年、難関大合格を目指すAO・推薦入試のコースを開設。当初の受講生は数百人だったが、この2、3年で急増している。適性や意欲を総合的に判断する入試に向け、面接などでの対応を特訓するほか、海外での滞在など経験を豊かにするプログラムまで用意するところもある。

疑問

そもそもAO入試とはどういった制度なのか?

考え・主張

AO入試は、もともとアメリカで生まれた入試方法で、本来は選考の権限を持つ「アドミッションズ・オフィス」という機関が行う、経費削減と効率性を目的とした入試といわれている。 日本では現時点で明確な定義がなく、各大学が独自のやり方で行っているというのが実情だ。AO入試のメリットは、「どうしてもこの大学で学びたい」といった受験生の熱意が届いて従来の学力選考では諦めなければならなかった大学に入学が許可されたり、能力や適性に合った大学が選べるなどがある。しかし学力を問わないからという安易な理由でAO入試を選んでしまうと、入学後大学の授業についていけなくなる場合が懸念される。入試の対策も重要だが、入学後に役立つ力を身につけるのも必要なのではないだろうか。

その他

特になし。