読売online:佐渡以外で初、石川・珠洲にトキ2羽…つがいか

記事要約

環境省は15日、石川県珠洲市で、トキ2羽が一緒にいる姿が確認されたと発表した。2008年の放鳥後、新潟県佐渡市以外で、2羽が同時に確認されるのは初めて。同省は「つがいの可能性もある」としている。同省によると、2羽が最初に確認されたのは13日午前7時頃。1羽は昨年春からいる放鳥トキ(10歳雌)で、もう1羽は足輪がなく、性別不明。佐渡市で2012年か14年に野生の下で誕生したトキとみられる。

疑問

トキは本当につがいなのか?本当につがいだった場合、保護センターはどういった対応をするべきなのか?

考え・主張

佐渡トキ保護センターのホームページによると、トキは20世紀初頭までは東アジア一帯に広く分布する特別珍しくもない鳥だったが、乱獲などのせいで現在中国と日本以外の地域では絶滅してしまっている。日本では昭和9年に天然記念物に指定され、それ以降保護活動が懸命に行われてきた。しかしそれでも自然繁殖の成功例は少ない。今回珠洲市で発見された2羽について、保護センターは慎重につがいかどうかを見極め、継続した観察を続けるべきだろう。自然繁殖の成功例が増えることを祈る。

その他

特になし。