読売online:飲み残しの薬減らし、医療費29億円削減

記事要約

全国の薬局で処方する薬の量を調整し患者が飲み残す残薬を減らした結果、推計で約29億円の医療費削減効果があったことが日本薬剤師会の調査でわかった。日本薬剤師会の調査は13年7月に全国の薬局5410軒を対象に行われた。薬局の処方箋約18万枚のうち、患者に残薬があるかを確認して薬の量を調整した処方箋が420枚あったことなどからこの数値を推計した。厚生労働省はさらに残薬を減らすことは可能と見ている。

疑問

患者が薬を飲み残してしまう主な理由は何なのか?今回削減効果があったとされる29億円は、全体の医療費の何%なのか?

考え・主張

外科系学会社会保険委員会連合のHPによると、日本の年間の医療費はおよそ31兆円余り。そのうち約8兆円が薬剤の費用、約2兆円が医療材料に使われている。また、保険で使われている薬剤の価格は世界で一番高いそうだ。8兆円のうちの29億円が削減されたと考えると効果があまりないようにも思えるが、そのぶん医療材料や医療研究に回される費用がデメリットなしに増えるのだから、残薬の削減は画期的だと思う。私も花粉症の薬を毎年残しがちなので、気を付けたい。

その他

特になし。