読売online:音楽に合わせ走り回るヒナ、いざ水田除草作業へ

記事要約

無農薬の「アイガモ農法」で水田に放されるアイガモのヒナの出荷が、大阪府松原市のカモ肉卸・販売会社「ツムラ本店」で最盛期を迎えている。ヒナの運動を促すため、孵化場に音楽を流しており、体長約10センチの生まれたばかりのヒナが様々な曲に合わせて元気に走り回っている。6月末までに約5000羽を出荷する予定で、各地の水田で除草作業などに活躍する。

疑問

ヒナの運動と音楽は本当に因果関係があるのか?

考え・主張

アイガモ農法とは水田にアイガモを放して、殺虫剤・除草剤でする殺虫・草取りの替わりに除草・害虫の駆除をしてもらい、無農薬でお米を作る農法である。農薬を使わないで済むという点はもちろん、アイガモが泳ぎながら水田を掻き回すことで、水田内に酸素を補給するとともに常に水を濁らして水温を上げ稲の成長を助けてくれるなど、メリットがたくさんある。この農法の始め方としては、アイガモのヒナを孵化業者から購入し、2週間ほど自分の家で育ててから水田に放鳥するのがスタンダードだ。ヒナの運動と音楽に本当に因果関係があるのかは分からないが、買うならば足腰の強いヒナの方が好まれるだろう。是非実際に他の孵化業者のヒナと比べてみてほしい。