読売online:信号機同時に「青」で事故、運転手に無罪判決

記事要約

神戸市東灘区で2013年7月に起きた大型トラックと軽乗用車の衝突事故で、相手に重傷を負わせたとして自動車運転過失傷害罪に問われた大型トラックの男性運転手(47)に対し、神戸地裁は10日、無罪を言い渡した。判決は、現場の信号機が2方向から交差する車に対し、同時に「青」となる設定になっていたと指摘。平島正道裁判長は「信号機の不備が事故の原因で、刑事責任は問えない。速やかに改めるべき」と述べた。

疑問

なぜ2方向から交差する車に対し、信号が同時に青になってしまったのか? そもそも信号機はどのような仕組みで切り替わっているのか?

考え・主張

信号機の切り替えは基本的に時限式のタイマー動作だが、渋滞時などは交通管制センターの担当者によって調整される。交通監視カメラや車両感知器などから情報を集め、交通管制センターのコンピュータで情報を整理するのだ。もし事件時に信号機がタイマー動作のままだったら、前々からタイマーに多少の誤差があり、それが積もって大きな誤差になった結果このような事件が起きたようにみえる。もし前々から誤差があったのなら、何故それに気付けなかったのだろうか。もしくは、交通管制センターの担当者が調整を誤ったのだろうか。どちらにしても、信号機の不備の原因をいち早く明らかにするべきだ。

その他

特になし。