読売online:テロリスト阻止、水際強化…搭乗情報を事前に

記事要約

政府が外国人の入国・在留管理制度について今後5年間の指針を示す「第5次出入国管理基本計画」の原案が明らかになった。三重県志摩市で来年開催するサミットや2020年の東京五輪パラリンピックを見据え、テロリストの国内流入を防ぐ「水際対策」の強化を明記する一方、日本人の出入国審査を迅速化するため、顔写真を利用した認証システム導入の検討を盛り込んだ。法務省は近く、意見公募を経て正式決定する。

疑問

水際対策とは具体的にどのような対策なのか?

考え・主張

顔認証システムは、日本では全国各地で導入されている。例えば老人ホームネオ・サミットでは一般居住棟に顔認証システムを設置し、より充実したセキュリティを可能にしている。今回、2020年に開かれる東京五輪パラリンピックを見据え、羽田空港及び成田空港において既に顔認証システムの実験的導入が行われている。一般の日本人旅行者に空港での顔画像の撮影・照合に協力してもらい,その結果を顔認証技術を活用した自動化ゲートの導入の可否の検討に利用するそうだ。また顔認証は離れた場所、つまり人ごみの中でも認証できるというメリットがある。出入国審査はどうしても時間を取りがちなので、顔認証システムの導入はとても画期的だと思う。

その他

特になし。

読売online:MERS拡大、韓国の医療陣不慣れ…WHO指摘

記事要約

WHOと韓国保福祉省は13日、韓国のMERSコロナウイルス感染拡大に関する合同調査結果を発表した。WHOのケイジ・フクダ事務局長補は、記者会見で「韓国の医療陣がMERSに不慣れだった」と指摘し、対応の遅れが短期間の感染拡大につながったとの認識を示した。フクダ氏は、感染が広がり始めた当初の医療機関の対応について、「潜在的な原因としてMERS感染を疑っていなかった」と述べた。

疑問

そもそもMERSとはどういうものなのか? 韓国の医療陣はなぜ適切な対処ができなかったのか?

考え・主張

厚生労働省のHPによると、MERSとは中東呼吸器症候群の略であり、その病名のとおり主に中東地域で患者が報告されているウイルス性の感染症のことである。原因となるMERSコロナウイルスが発見されたのは2012年と最近のことであり、そのせいかMERSがどのようにして人に感染するのかはまだ判明していない。なのでどういった対処が正しいのかはどの国にも分からないことだが、それにしても韓国の医療陣の対処はおかしいように思える。隔離すべき患者がゴルフ場に行っていたというのをニュースで見たが、一体どのような対処をしたらそうなるのだろうか。今回の事件を踏まえて、感染症に対する適切な処理をもう一度国をあげて考え直すべきではないのだろうか。

その他

特になし。

読売online:信号機同時に「青」で事故、運転手に無罪判決

記事要約

神戸市東灘区で2013年7月に起きた大型トラックと軽乗用車の衝突事故で、相手に重傷を負わせたとして自動車運転過失傷害罪に問われた大型トラックの男性運転手(47)に対し、神戸地裁は10日、無罪を言い渡した。判決は、現場の信号機が2方向から交差する車に対し、同時に「青」となる設定になっていたと指摘。平島正道裁判長は「信号機の不備が事故の原因で、刑事責任は問えない。速やかに改めるべき」と述べた。

疑問

なぜ2方向から交差する車に対し、信号が同時に青になってしまったのか? そもそも信号機はどのような仕組みで切り替わっているのか?

考え・主張

信号機の切り替えは基本的に時限式のタイマー動作だが、渋滞時などは交通管制センターの担当者によって調整される。交通監視カメラや車両感知器などから情報を集め、交通管制センターのコンピュータで情報を整理するのだ。もし事件時に信号機がタイマー動作のままだったら、前々からタイマーに多少の誤差があり、それが積もって大きな誤差になった結果このような事件が起きたようにみえる。もし前々から誤差があったのなら、何故それに気付けなかったのだろうか。もしくは、交通管制センターの担当者が調整を誤ったのだろうか。どちらにしても、信号機の不備の原因をいち早く明らかにするべきだ。

その他

特になし。

読売online:ライチョウ人工繁殖へ、来月から北アで卵採取

記事要約

国の特別天然記念物ライチョウを人工繁殖して野生に戻すため、環境省は6月から北アルプス乗鞍岳(長野・岐阜県境)で卵の採取を始める。複数の巣から10個の卵を集める予定で、東京の上野動物園富山市ファミリーパークで分散飼育する。国内でライチョウの人工繁殖は過去にも行われたことがあるが、病気に弱いため、野生に戻すには至っていない。

疑問

野生の卵を採取してわざわざ人工繁殖する理由は何なのか?

考え・主張

ライチョウは中央山岳の高山極地や山岳のツンドラ地帯に住んでいる。1980年代には推定3000羽だった生息数は、天敵のキツネやカラスの生息域が広がった影響で2000羽弱まで減少してしまった。よって動物園などでの安定した人工繁殖が求められるのだが、ライチョウは下界の病気に対する免疫を持たず下界の食べ物にも慣れていないのでどうにも上手くいかない。だがキツネやカラスの生息域が狭まる見込みもないので、人工繁殖を諦めるわけにはいかないだろう。ワクチン接種などの医療的援助も含めた、慎重な検討が求められる。

その他

特になし。

読売online:同性婚巡る国民投票、賛成多数に…アイルランド

記事要約

アイルランドで22日、同性婚を認める条文を憲法に加える改正案の是非を問う国民投票が行われた。選管当局が23日に発表した開票結果(開票率100%)によると、賛成62.07%、反対37.93%で改正案が承認された。国民投票による同性婚の合法化は世界で初めて。アイルランドは人口の約85%がカトリック教徒だが、近年は価値観が多様化。2010年には、同性カップルの「パートナー登録」を法制化していた。

疑問

同性婚を公式に認めている国は他にはどこがあるのか? なぜ一部のカトリック教徒は同性婚を認めることに反対するのか?

考え・主張

カトリック教徒が同性婚を認めない理由の一つとして、彼らが信じる聖書の中に「同性愛行為は自然法に反し、性行為を生命の恵みから遠ざけるものである」という文があるからというものがある。確かに同性カップルが子どもを授かることは基本的に出来ない。だが、自然法に反するというのはどういう意味なのだろうか。キリンもダチョウもカエルも同性カップルを作ることがあるというのに、それでも同性愛は自然の摂理に反しているというのだろうか。私は宗教のことはさっぱり分からないし同性愛者の気持ちも分からないが、性の多様性はもっと受け入れられるべきだと思う。

その他

特になし。

読売online:がん死者20%減、目標達成困難…受診伸び悩み

記事要約

国立がん研究センターは20日、がんによる死亡者数を2015年までの10年間に20%減らす国の目標について、達成は困難との見通しを明らかにした。喫煙率の減少が目標に届かず、がん検診の受診率も伸び悩んでいることから、現状では17%の減少にとどまるとしている。厚生労働省は6月1日に初の「がんサミット」を開催し、たばこ対策の強化などを呼びかける方針だ。

疑問

がん検診の受診率は現在どの程度なのか? たばこ対策とは具体的にどのような対策を設けるつもりなのか?

考え・主張

国立がん研究センターの情報センターHPによると、がん検診の目的は早期発見によりそのがんで死亡する可能性を減少させることだそうだ。特に症状がない人こそががん検診の対象であり、そんな無症状の人の身体の中に潜むがんを発見して早期治療を可能にすることで目的を達成することができる。しかし、胃がんや肺がんなど「5大がん」の検診受診率は20~30%台に留まってしまっている。検査で問題が見つかれば早期治療が可能になるし、問題がなければがんではないという安心がもたらされるのだから、がん検診はもっと多くの人が受けるべきだ。

読売online:音楽に合わせ走り回るヒナ、いざ水田除草作業へ

記事要約

無農薬の「アイガモ農法」で水田に放されるアイガモのヒナの出荷が、大阪府松原市のカモ肉卸・販売会社「ツムラ本店」で最盛期を迎えている。ヒナの運動を促すため、孵化場に音楽を流しており、体長約10センチの生まれたばかりのヒナが様々な曲に合わせて元気に走り回っている。6月末までに約5000羽を出荷する予定で、各地の水田で除草作業などに活躍する。

疑問

ヒナの運動と音楽は本当に因果関係があるのか?

考え・主張

アイガモ農法とは水田にアイガモを放して、殺虫剤・除草剤でする殺虫・草取りの替わりに除草・害虫の駆除をしてもらい、無農薬でお米を作る農法である。農薬を使わないで済むという点はもちろん、アイガモが泳ぎながら水田を掻き回すことで、水田内に酸素を補給するとともに常に水を濁らして水温を上げ稲の成長を助けてくれるなど、メリットがたくさんある。この農法の始め方としては、アイガモのヒナを孵化業者から購入し、2週間ほど自分の家で育ててから水田に放鳥するのがスタンダードだ。ヒナの運動と音楽に本当に因果関係があるのかは分からないが、買うならば足腰の強いヒナの方が好まれるだろう。是非実際に他の孵化業者のヒナと比べてみてほしい。